(質問)共有物分割請求の換価分割とは何ですか?


(解説)

共有物分割請求によって不動産の共有状態を解消することができます。共有状態を解消する方法として物理的に分ける現物分割がありますが、物理的に分けることが不可能ないし著しく困難な事例が多くあまり行われていません。代償金を支払う代償分割を行うのが双方にとって受け入れやすい解決方法ですが、代償金を支払えないなどの理由で行えないこともあります。

このように現物分割も代償分割も行うことができなければ換価分割を行う他ないことになります。民法では現物分割ができない場合は競売を命じる判決を下すことができると規定されているので、裁判所から競売を命じる判決を取得して共有状態を解消することが可能となります。

誤解される方がおられるのですが、競売を命じる判決を取得して競売を行う場合、競売となるのは申し立てた人の共有不動産の持分ではなく、共有不動産全体ということです。つまりいくら共有不動産の持分を持っていて売りたくないと抵抗をしても裁判所から競売を命じる判決が出されるとその人の持分を含めた共有不動産全体を競売することが可能になるということです。

このように裁判所は競売を命じる判決を下すことで不動産の共有状態を解消することが可能となるのですが、競売を命じる判決が下されるのは現物分割も代償分割も行うことができない場合に限られます。

        

とはいっても現物分割が不可能な事例は多く代償分割にしても代償金支払能力の問題があることから結果的には競売を命じる判決を下すほかない案件は少なくありません。

        

仮に競売を行ったとしても令和3年時点での不動産競売で時価ないし時価に近い金額で売却される案件が大半です。ただ競売だと最低でも8ヶ月程度かかるという問題があるのといくらで売却されるか分からないという不安定さがあることから、任意売却によって共有状態を解消することもよく行われています。

共有物分割請求についてよくされる質問を記載します。


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