他の共有者から持分を買い取りたい

共有者どうしの話し合いで他の共有者から持分を買い取ることができます。

しかし、離婚した元夫婦のように共有者の仲が悪かったり、共有者が多数いて話し合いが難しい場合があります。

このように共有者どうしの話し合いが難しい場合でも共有物分割請求をすることによって、他の共有者から持分を買い取ることができます。

すなわち、共有物分割の方法として、共有者の1人が不動産を全て取得し、他の共有者に代償金を支払う方法があります。

これを全面的価格賠償というのですが、この全面的価格賠償を命じる判決を出すことが最高裁判所の判例で認められています。

この全面的価格賠償を命じる判決を出してもらうための要件は

共有者の1人に不動産を取得させるのが相当であること
価格が適正に評価され不動産を取得する人に支払能力があって、実質的公平を害しないこと

です。

この全面的価格賠償を命じる判決が出されれば、持分を他の共有者に売りたくないと考えている共有者がいても判決によって売買が強制されて持分を他の共有者に買い取られてしまうことになります。

このように判決で共有持分を強制的に買い取ることができますが、このような判決が出してもらうことができるということを踏まえて他の共有者から持分を買い取る交渉を進めることができます。

また、担保付不動産の全面的価格賠償の問題点についてはこちらもご覧ください。