兄が居住している共有の土地建物で共有物分割請求訴訟で競売を命じる判決を得て、競売によって時価で売却できた事例
共有不動産 宇都宮市にある土地建物。依頼者の兄が居住
これは兄弟で共有していた不動産に共有者の1人である兄が居住していた事案です。諸般の事情で依頼者である持分割合は80%以上あったのですが不動産を使用できず賃料も得ていないという不満を持ち現金化を希望しました。そこで当職が共有物分割請求の依頼を受けました。
共有物分割協議の申し入れをしたところ協議が成立しなかったので訴訟提起をしました。相手方は現物分割を希望していたのですが困難であるとして断念したため競売を命じる判決が出ました。競売手続を行ったところ、事前に不動産業者から取得した査定書の査定額とほぼ同等の金額で落札され、時価で売却することができました。
このように共有者の1人が居住している共有不動産でも競売を命じる判決を得て時価で売却することも可能ですのでお悩みの方はお気軽にご相談ください。
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・共有不動産の一室にテナントが賃借している事案で共有物分割競売を行い、空室であることを前庭とした時価と同等の金額で落札されて共有関係を解消した事例
著者:弁護士・福本 悦朗
東京弁護士会所属・福本法律事務所代表弁護士
共有不動産の持分売却に関して10年以上の実績を持つ。
1992年 早稲田大学卒業
1994年 司法試験合格
1997年 弁護士登録
2001年 福本法律事務所開設